◆中世ロシアの単位

名称 分類 確認された時期 現代における目安
ローコチ 距離 1134年頃 43.18〜53.34センチメートル?
肘に由来
エジプトのキュービットに相当
サージェン 距離 1134年頃 2.1336メートル
18世紀に制定されるまではバラバラだった
=3アルシン
=7フート
ヴョールスタ 距離 1134年頃 1.0668キロメートル
18世紀に制定されるまではバラバラだった
=500サージェン
アルシン 距離 1649年頃 71.12センチメートル
ローコチと同義らしい
しかし実際にはローコチよりかなり長かった模様
マイル 距離 1134年頃 7.4676キロメートル
18世紀に制定されるまではバラバラだった
=7ヴョールスタ
フート 距離 1134年頃 30.48センチメートル
=12インチ
インチ 距離 1134年頃 25.4ミリメートル
=10リニヤ
リニヤ 距離 1134年頃 2.54ミリメートル
=10トーチカ
トーチカ 距離 1134年頃 0.254ミリメートル
詳細不明
ロシアにおける距離の最小単位?
ケーブル 距離 1134年頃 180メートル
海上単位
=1/10海里
ピヤージ 距離 1134年頃 17.78センチメートル
指尺に由来
=1/4アルシン
ヴェルシク 距離 1134年頃 4.445センチメートル
=1/16アルシン
ドウイム 面積 4世紀 4046.873平方メートル
エーカーに相当
プルーグ 面積 4世紀 4046.873平方メートル
エーカーに相当
デシチャーナ 面積 16世紀 11000平方メートル
=1.1ヘクタール
=80x30サージェン=2400平方サージェン
チェトヴェルチ 面積 16世紀 5500平方メートル
=1/2デシチャーナ
カージ 体積 〜1654年頃 不明
14プード(230キログラム)のライ麦を入れる容器の大きさ
詳細不明
チェトヴェルチ 体積 18世紀 211.2リットル
面積1チェトヴェルチから取れる穀物の量に由来すると思われる
=8チェトヴェリク
チェトヴェルク 体積 18世紀 26.4リットル
=8ガランツ
ガランツ 体積 18世紀 3.3リットル
=3.3リットル
ボーチカ 体積 1835年 122.99〜491.96リットル
樽の意
バレルに相当
=40ヴェドロ
古くは33フントの水の重さ=10ヴェドロとされていた
ヴェドロ 体積 1835年 12.299リットル
=10シトーフ
シトーフ 体積 1835年 1.2299リットル
=2ブトルイカ
ブトルイカ 体積 1835年 0.61495リットル
=2.5ストーカ
ストーカ/
チャルカ
体積 1835年 0.24598リットル
=2シカーリカ
シカーリカ 体積 1835年 0.12299リットル
詳細不明
ロシアにおける体積の最小単位?
ラスト 重量 17世紀末 769.86キログラム
=47プード
ヴェルコヴェッツ 重量 17世紀末 163.8キログラム
=10プード
プード 重量 17世紀末 16.38キログラム
ポンドに相当
遅くとも12世紀から存在していた
=40大グリヴェンカ
ベズメン 重量 17世紀末 1.02375キログラム
=5小グリヴェンカ
大グリヴェンカ/
フント
重量 17世紀末 409.5グラム
古代から存在する単位
=96ゾロトニク
小グリヴェンカ 重量 17世紀末 204.75グラム
=48ゾロトニク
ゾロトニク 重量 17世紀末 4.266グラム
=24ボーチカ
=96ドーリ
ロータ 重量 18世紀 12.798グラム
=3ゾロトニク
ドーリ 重量 18世紀 0.0444375グラム
詳細不明
ロシアにおける重量の最小単位?

最終更新日:2014年3月22日

注意:
 【確認された時期】
  文献で確認される最も古い表記で、「これ以前には存在しなかった」というものではありません。
  手元の文献にて「この時期には既に使われていた」と確認可能な時期を記述しております。
  実際にはここに書かれている時期よりも古くから使われていた可能性は多々あると思われます。
 【現代における目安】
  可能な限り当時の縮尺に合わせていますが、時代や地方によって大幅に変化するため、あくまでも目安として解釈してください。

◆参考文献:
 単位の歴史(イアン・ホワイトロー 著/富永星 訳)大月書店
 歴史の中の単位(小泉袈裟勝 著)総合科学出版
 丸善 単位の辞典(二村隆夫 監修)丸善