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番外編3 【 テキストエディタのススメ 】

オイラはこの10年近く(になると思う・・・)ずっと秀丸エディタを使っていたのですが、GIMPと同じような理由で誰にでも敷居なく説明できた方がいいなあと思い、今更ながらちょいと調べてみました。

・フリーソフト(無料)である事
・Grep検索機能がある事
・内容比較機能がある事
・できればマクロ機能もある事。


この辺を条件に探してたら、条件に合うのが見つかりました。
ざっと使ってみたところ、悪くない・・・と言うか、かなり良さげなので紹介しますね。

Yokka氏の作成したテキストエディタ、NoEditer(エヌオー・エディタ)およびUnEditer(ユーエヌ・エディタ)です。
公式HPは こちら
環境はWindowsXP SP2以降で、SP1とか使ってる人はWindows2000用を使うと良い模様です。
秀丸エディタに比べるとマクロの動作時などが若干重い印象がありますが、その反面、極めて多数の機能を持っています
STALKERを動かせるスペックのPCなら、恐らく何の問題も無いでしょう。
HTMLタグを突っ込む機能まであるので、ホームページ作成する時も下手なHTMLエディタより遥かに使いやすいです。
特にこのHTMLタグ機能の中にタグを自分で編集できる「ユーザータグ」と言う機能があるんですが、これが何気に便利。 オイラは基本的に文字修飾は殆どスタイルシート使って<span class="クラス名">と野人の如く手打ちで入力してたので、これを登録出来る事でHTML編集作業がかなり楽になりました。

NoEditerUnEditerですが、二つとも基本的には同じですが、NoEditerのほうはSDI型(メモ帳と同じようにファイルを開くごとにウインドウが追加されていくタイプ)、UnEditerのほうはMDI型(一つのウインドウの中に複数のファイルを開くタイプ。エクセルのタブのように切り替える)、です。
好みにもよりますが、使い込むのであればUnEditerのほうが良い気がします。沢山のテキストファイルを同時に開いた時にはMDIの方が軽いと思うし・・・。(多分ね)
慣れるまでは間違えて「x」ボタンでMDIまるごと閉じないように気をつけないといけませんが。

ちょっと使って見ましょう。
とりあえず立ち上げます。

EDITER01

オイラの画面ではUnEditerのツールバーの設定が若干変わってますが、この辺は良く使いそうな機能とかを自分で設定できるので、

・メニューより「ツール」→「動作設定」→「エディタ設定」
・ツールバー上で右クリック→「ツールバー設定」


などで好みに合わせて変更しましょう。
オイラは「検索系一式」「ファイル比較モードに移行」、あとは「マクロ系」を配置してます。それ以外は必要最低限を残してカット。
grep検索もツールバーに配置で着たら良かったのですが、ボタンが用意されてないので、grep検索はメニューから実行するしかないようです。


それではMOD開発に便利な機能をサラッと使ってみましょうか。
まずは内容比較機能
二つのファイルを開いた状態でメニューから「ツール」「ファイル比較」で実行します。
二つのファイルの内容を比較して差分を判りやすく表示してくれます。

EDITER02

公式パッチのバージョンごとの差分や、MODでファイルにどのような部分が修正されたのかを知る時などには必須です。
特に後者はMODネタの引き出しを増やすのに物凄く有効なので超お勧め。


次にGrep検索機能
指定フォルダ内にて特定の文字列を含むファイルと、その行数を全て探したい時に使います。
メニューから「検索」「Grepの起動」を選ぶとGrep画面が起動します。
例えば、ファンクション「random」の使用例が知りたいなー。と思った時などは、

EDITER03

このように全て探してくれた上に、ファイルをクリックするとプレビューまで見せてくれます。
もちろんファイルをダブルクリックすると、該当箇所を開いてくれます。
上のタブにある「Grep&Replace」も非常に強力な機能ではありますが、大量のファイルが一気に書き換えられてしまうので、間違えて置き換えると地獄を見る諸刃の剣です。よほどの場合を除いて多用は控えた方が良いと思います。


あとはマクロ機能だけど、これはオイラはテキスト文書をHTML化する時、改行コードを全ての行に追加する場面などで多用してます。
こんな手順で使います。

@クリップボードに改行コード”<br />”を入れておく。
A文章の先頭にカーソルを配置。
Bキー「Shift+F1」でマクロ記録を開始する。
Cキー「End」で行の最後にカーソル移動、キー「Ctrl+C」で貼り付け。
Dキー「→」で次の行の先頭にカーソル移動。
Eキー「Shift+F1」でマクロ記録を終了する。
Fキー「Shift+F2」でマクロ実行。
G押しっぱなしで全ての行に一気に改行コード”<br />”が張り付く。


もちろんこんな単純作業だけではなく、検索なども絡めて「特定の文字列を見つけたら、その場で改行」とか、かなり複雑な作業も自動化できます。

まあテキストエディタは使い込んでナンボなんで、とにかく色々な機能を試して指先の一部になるくらいにしちゃいましょう。
(オイラは秀丸エディタが指に染み付いてたので乗り換えにちょっと苦労したw)



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